会社概要

社名   アスパック ジャパン

代表者  野村 昌司

設立   昭和35年

〒635-0824

所在地  奈良県北葛城郡広陵町疋相245-1

TEL0745-55-0552 FAX0745-55-5304

事業内容 靴下編み機を用いた商品企画及び製造、健康商品を中心に物作りをしております。新規事業としましては、美容商品 への取り組みを進めております。

代表者の経歴

大学時代は学業と共にアメリカンフットボール部に所属し青春を謳歌した学生生活をして過ごしました。卒業後は自動車関係の会社でサラリーマンとして働き、仕事でアメリカとマレーシアでの海外勤務を経験。海外勤務の最後3年間をマレーシアで過ごし家業継承の為に退社し日本に帰国しました。

当時、お世話になった華僑の会長の所にご挨拶に伺った折、

「君は何故日本に帰るんだ?」

「給料に不満があるのか?」

「なんならうちの会社で働かないか?」

と有難いお言葉を頂いたのですが、親父も歳を取って来ている事や家業の継承を正直に会長にお話しした所、後になって今の方向に進む大ヒントを会長から頂いたと感じております。

その時に会長にお話しさせて頂いた事は、

「日本で小さいながら靴下を製造販売する会社を親父がやっていて、それを継承する為に日本に帰国する」

と伝えた所、

日本人は優秀だから直ぐにどうのこうなるとは言わないが、

近い将来大手の銀行が潰れる時代がくる!

(帰国して暫く経つと本当に大手の銀行が合併したりを繰り返す時代になりました。)

大手のホテルが倒産する時代が来るぞ!

(当時大阪のプラザホテルが倒産したり本当に会長の言う通りになって行きました。)

1ドルが100円を切る時代が来る!

1985年~1988年前後は1ドルが360円の時代から何年も掛かってやっと240円~250円になった時代だったので、心の中では「そんな直ぐに1ドルが100円を切る時代が来るなんて・・・」と本気で思っていました。

「そんな状況になって行くのが分かっていて、それでも日本に帰るなら1つヒントを君に上げよう!日本で物を作る時代は終わったよ!それでも君が日本に帰って物作りをすると言うなら、隙間を狙いなさい!これが私から君へのヒントでありプレゼントだよ!」

と仰いました。

家業をついで

日本に帰って真面目に家業を継承し、専門店などとお取引をして頂き少しずつ業績を伸ばしかけた頃にバブルの崩壊を迎え、今後10年先の繊維業の行く末が見えた様に感じると共に自分が携わる靴下業界に一抹の不安がよぎりました。

「今のままで良いのか?」

と自問自答をしている時に、あの会長の言葉を思い出し、

「それなら会長が言っていた様にこれからは隙間の商品を作って行こう!それも、従来通りに靴下の編み機を使って靴下以外の物作りをしよう!」

そんな時に新聞で近い将来60歳以上の人が人口の半分を超える時代がやって来る!

と言う記事に目がとまり、

「そうだ!お年寄りに向けた商品を作れば良いんだ!」

と思い、膝が痛い人用の健康サポーターを作りました。まだどこも靴下編み機を使いヒザや肘や足首用のサポーターなんて作っていない時代でしたから商品は結構受け入れられました。

そこからシルクを使った女性の美顔商品や5本指に見えない5本指ソックスの特許なども取り、今ではポピュラーになったパンプスを履いても外から見えないパンプスインも1番最初に実用新案を取ったり新商品の開発に力を入れて現在に至っています。

今後も頭に浮かぶアイデアを商品と言う形に変えて困っている人などに喜んで頂ける物作りを続けて行きたいと思っております。